歩くことは素晴らしいなんてやっぱり言えない
珍しく期間を空けずにブログを書きます。
猛暑の中ポップアップに来て頂いた皆様、ありがとうございました。
行けないけどオンラインで買いたいといくつものご要望をくださった皆様、そしてご購入まで進まれた皆様もありがとうございます。
短パンとシャツのポップアップが2022年とのことなので3年ぶりの開催となりました。久々の開催となったポップアップについて感想を記したいと思います。
ポップアップをやるのは正直しんどいです。
まず人前に立つのが苦手です。年々しんどくなってます。SBTRKTやMF Doomのように仮面を着けたい気持ちに駆られます。しかし仮面をつけると自意識過剰なのではと思ってしまう性格でもあります。なのでメガネやサングラスをつけているのかもしれません。今回は3日目にカザールのメガネを着けていましたが、サイズが合っていないこともあり外しました。
MF Doomといえば、veːk°の製作の際に頻繁に聴いていたアルバムのひとつがMadvillainの『Madvillainy』でした。
2004年のアルバムですから21年前になるんですね。当時はanticon.のアーティストを中心に(Why?とかDosh、Doseone、Subtleなどなど)聴いていたこともあって後回しにしていた感のあるアルバムだったのですが。
anticon.といえばMOUNTAIN FUCKERSの ”antirun.” Teeですね。会期ナカ日にwalking gearistよろしく着用させていただきました。あのプリントは色んなボディで欲しいです。すずめさんどうか何卒。
話が大分逸れました。
自分が作ったものを見てもらうのもしんどいです。
小学生の頃、近所のイトーヨーカドーの食品売り場の壁に、絵を飾られたことが2回ほどあるのですが、「なんでイシカワの絵なんかが金賞なんだよ」って周りの友人から思われてると感じてしまい素直に喜べませんでした。自意識過剰なのだと思います。
その2枚の絵で気付いたことは、「小学生の絵は画用紙いっぱいに大きく対象物を描くだけで大人は評価する」という捻くれた攻略法めいたものでした。
自分が描いた絵よりも、小2の時に引っ越して来たオオモリくんが自由帳に小さく描くSDガンダムや悟空の絵の方が素晴らしいと思っていたし(自由帳が勿体無いから)、団地暮らしで自分の部屋もなかったのでマンション暮らしで自分の部屋にBB戦士が沢山あって、隣のお姉ちゃんの部屋からX(当時はX JAPANではなく X)の音楽が流れてくる環境を持つオオモリくんは私にとって異星人のようで格好良かったです。
話が大分逸れました。
そんなしんどいポップアップですが、とても楽しかったです。
楽しい理由①
会話が楽しい。
ポップアップに限らずなのですが、製品を見て触ってもらって話すのは楽しいです。皆さん、私よりしっかりとした大人なので感想をわかりやすく言語化してくれます。
そして、ものすごく妄想してくださいます。「こんな風にも使える」とか、製品の前で皆さんブツブツ言ってるんですよ。そこからの会話はとても楽しいです。
今回はヴェークの立ち上げがメインだったので、製品のアイデア以外にもレーベルの立ち位置とかまで色々想像してくださる方も多く、参照点となるブランドやモチーフの話など色々お話できたのも楽しかったです。
あと、製品と関係ない話ができるのも楽しいです。
知らない音楽、おいしいお店、やったことないスポーツ、仕事辛いなどなど。
まあ、でも今回の会話の大半は「更新しないから辞めたと思ってました」でしたけど。
ブログって読まれているんですね。
楽しい理由②
変なアイテムを1番に楽しんでくれる。
今回のポップアップで1番引き合いが多かったのがサンダルでした。
作ってる本人たちは結構真面目に作って発表しているのですが、それでも今作の中では「変」だったらしく、皆さん興味津々に面白がってくれました。
これはポンサがどうのこうのってより、「変」を楽しむことの楽しさみたいなのがULカルチャーにはずっとあって、それを絶やさず作ってきたり、売ってきたりしてきた人たちがいるからなんだろうなと思います。
これ、本当にすごいことです。
ちなみに、ご本人の承諾を得ず勝手に書きますけど、最終日の後、栃木の瓦奇岳の小島さんと呑んだのですが、そういう「変」だったり「嘘くさくないかっこいいこと」をこの界隈で出来てる大きな要因として池尻ハイキングクラブがあると仰っていました。
池尻がいなかったらポンサいないですからね。
スタジオボイスでUL特集があったとして、相関図の見開きがあって、池尻の近くにポンサが描かれたり。
楽しい理由③
古いアイテムも一緒に楽しんでもらえる
古いって言っても5年前なんですが、新しいアイテムと同じ軸で色々考えてもらえるのは凄く嬉しいです。
前のブログにも書きましたが、生地の色が変わって違う素材になるまで現役で使ってくださっていて、しかも新しいのとどうやって組み合わせようとか。
あそこで売ってるアレを組み合わせてより楽しくつかえるとか。
釣り道具って興味ない人から見れば、「何本竿買うの」とか「リールそんなに必要?」とか「ルアーなんてどれも一緒じゃないの?」とかあると思うんですが、実際全然違うものなんですよね。狙っている魚やシチュエーションによって道具の組み合わせがあって試行錯誤するのが楽しい。そして、道具だけの話ではなくて体格や性格にももちろん繋がっていて。
ポンサのアイテムは釣り道具ほど「専門性」に特化していないので「バーサタイル」な使い方ができると勝手に自負していますが、それでも色々なアイテムを組み合わせてご使用いただけていて、しかもちゃんと使えなくなるまで酷使してもらえているのはやっぱり嬉しいですよ。
そういう色々(な十字架 というバンドを田代くんから教えてもらいました)を見せてもらえる機会にもなっています。なので楽しいですポップアップ。しんどいのは変わりませんけど。
そしてポップアップをやってみて、いろんな人と接してみて改めて思ったことは「歩くことは素晴らしい」なんてことはないんだなということでした。個人的には歩くの楽しいですし、街のね、草花なんか見たりすると綺麗ですよ。季節を感じながら時に街のノイズにまみれながら歩くのは爽快でもあります。昔のローマやギリシャの人が歩くことが「薬」というのもわかる気もします。でも素晴らしいと誇らしげにいうことでもないのかなと。ずっとそんな風に思っています。
『歩くをより楽しくをモットーに』とか謳ってますが、なんか、そういうことをずっと思っています。
そんなポップアップの会場はどんな雰囲気だったの?と来れなかった友達に頼まれた事実はないのですが、お酒に酔いながら数枚写真を撮ったので並べます。


イベントが終わったのでブログの更新は少なくなる?のかもしれませんが、なんか少し楽しくなってきたので、今後は告知や報告ではなく、思ったこととかも書いていこうかな… 無理かな などと考えています。
また書きます。